GOSEN KNIT FES のコーディネートも3年目で4回目。
企画段階から参加しイベントを一緒に盛り上げてくれる方を募集、実践を通じた人材育成と産業・地域の関係人口創出を図るアンバサダープロジェクトも2年目となりました。
昨年11月もコロナ禍ではありましたが、アンバサダーの皆さんと2つの企画を実現。
特に五泉ニットの残糸を使ってまちをライトアップするKnit-Light-Art(ニットライトアート)はメディアでも密着取材を受け、メイン会場となった五泉八幡宮ではたくさんの方が来場されました。
2021年もコロナ禍のなかで実施されることが決まったGOSEN KNIT FESですが、関係者の皆さんとの意見交換から、地域との繋がりや新たなファンづくり、そして今後の五泉ニットのブランディングにおいても欠かせない取り組みであることから、アンバサダープロジェクトを実施することになりました。
アンバサダーは公募によって募集を行い、市内外から11名の応募がありました。
メンバーは前回のアンバサダープロジェクトの参加者に加え、ニット企業社員や高校生プロジェクトのOB・OG、そして山本が探究学習アドバイザーを務めているご縁から五泉高校1年生も2名飛び込んできてくれました。
今年度は以下のスケジュールで本番に向けて準備を進めていきます。
今回は準備期間の前に学びの機会をつくろうと考え、ニットフェスアンバサダーの前身となったローカリストカレッジを一部復活させることにしました。
活動の前半2回はニットフェスの取組みを多くの方に知ってもらい、地域の編集に関心をもってもらうことを目的に一般参加も可能な公開講座としました。
8月6日の第1回基調講座はニットフェスの変遷と今後の展望を題材に、地域の編集術の基本をお伝えしました。
五泉のことを詳しく知らないメンバーが多いので、地域おこし協力隊の青木さんから地域のお話をしてもらい、その上でどのような観点でニットフェスと五泉市を編集してきたのか。3年間の成果や企画の裏側を紹介。
レクチャーを終えた対話では前向きなアイデアや意見が数多く話され、皆さん楽しみながらニットフェスに関わろうとしてくれて嬉しい限りです。
ご縁のあった方たちがこうしてアンバサダーとして一緒に活動してもらえるのは感慨深いですね。ニットフェスの進歩を改めて感じました。
そして8月24日は第2回特別講座。
ゲスト講師に四国を舞台に物語を届けるしごと/デザイナーとしてゆう さかなさんをお招きしました。
ゆうさんとは以前燕三条やにしかんの取組みでご一緒し、いずれ五泉でもお呼びしたいと思っていたので、オンラインではありましたが念願叶っての開催でした。
ゆうさんからは物語を届けるというデザインの考え方、地域の仲間との活動とその発信によって地域が実際に変わったという事例、生産者や地域の方々との出会いで得られた気づき、編集者として大事にしている考え方や視点、カメラマンとしての撮影のポイントなど多岐に渡ってお話いただきあっという間の1時間。
こうした話を聞くのが初めてなメンバーも多かったと思いますが、レクチャー後の感想共有も終始盛り上がり、時間が足りないくらい。
質疑応答では本質的な問いや具体的なアクションに及ぶ質問も出てきて、最後まで学び多き時間となりました。
今後の企画や情報発信にもぜひ活かしてもらいたいですね。
9月からはいよいよ企画・活動のフェーズです。
思考停止し開催を諦めるのは簡単ですが今だからこそできること、今やるからこそ意味のあることがあるはずです。
8月時点でまだまだ全国で新型コロナは猛威を振るっていますが、アンバサダーのみなさんのアイデアを形にしながら、あらゆる可能性を検討していきたいと思います。
【Facebook、Twitterでも随時発信しています。ご興味ありましたらフォローをお願いします!】
山本一輝
Idea partners
Comments