人生という名の物語と出会い、未来の自分を考える交流型キャリア教育授業・ミライブラリー
山本が企画監修とファシリテーターを務め、ISHINOMAKI2.0いしのまき学校をはじめとする教育関連団体の皆さんと協働し実施してきたプロジェクトも、昨日最終回を迎えました。
今年度最後にお届けしたのは石巻西高校1年生。全教科でアクティブ・ラーニングを導入し、各地から視察が入る進学校。総合にも力を入れています。
200名の生徒に向けて、今回は20名の社会人講師の方にご協力いただき、イキカタトークの授業をしていただきました。
数名の方は前回、前々回で講師を務めて下さった方もいらっしゃり、有り難いことに今回へ向けて改良してきて下さった方も。以前マイプロで関わったかつての高校生も、社会人講師できてくれてなんとも感慨深かったです。
「なるようになる」「人生は一度きり。やらない後悔はしないように」「人の悪口は言わない、愛される人になろう」「死ぬほど嫌だったら逃げたっていい」
色んな声が聞かれましたが、講師の皆さんの歩んできた道のりとともに伝えられたこうしたメッセージは、多くの生徒に響いていたようでした。
先に生まれた先輩たちの人生の物語に触れ、いま向き合っている人間関係や進路の悩み、漠然とした不安も、全てその先の自分をつくる糧となっていることに気付き「これでいいんだ」と自己肯定のきっかけ。
そして、地元で暮らす社会人にもその人がその人になるまでのドラマチックな物語があり、実は凄い人や面白い人がたくさんいる。そこに気付き、先生や親以外の大人や地域への興味関心をもち、視野を広げるきっかけに。
精緻な分析はこれからですが、三回を終えて主観としては少なくともこの2つのきっかけをつくれているのではと思いました。
懇親会ではこれまでの講師の方々も駆けつけてくれて、恒例なった紙芝居を使ったテーマトークも大いに盛り上がりました。
平日ど真ん中の夜にも関わらず、ミライブラリーを通じてたくさんの方々が集まって下さり、石巻で若者たちのキャリア教育を支える社会人ネットワークが生まれつつあるのが見られて嬉しいですね。
来年度どのような体制になるか分かりませんが、引き続きミライブラリーを石巻の皆さんと実施していきたいと思います。
もちろん、僕が関わるからこそただ繰り返すだけでなく、さらなる発展も企ててますのでご期待ください!
今年度、ミライブラリーにご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
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