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『ニイガタものがたりプリン』が完成しました。

昨年よりプリン開発プロジェクトへ参画し、プランナーとしてこれまでにない新しいプリンづくりに携わってきましたが、ついにお披露目となりました。



それが『ニイガタものがたりプリン』です。

現在Makuakeにて予約販売型のクラウドファンディングをしております。


クラウドファンディングのページでは、プリン開発をすることになった経緯や主宰者の想い、コンセプトについても紹介しているのでぜひご一読ください。



お陰様で公開1日でファーストゴールである10万を達成。引き続きネクストゴールである30万をめざします!



また、今回のプリンの開発秘話、メンバー紹介等は、プロジェクトに合わせてローンチしたWebメディア「ニイガタプリンポスト」でも紹介していますのでこちらもご覧ください。



山本も「ニイガタクラフトプリンのコンセプトはこうして生まれた的な話。」として寄稿しています。プロジェクトの裏側を面白おかしく書いてみました。お読みいただけると嬉しいです。




今回はプリンの完成&クラウドファンディングのスタートに合わせて、ニイガタものがたりプリンが出来るまでにどのようことを考えていったのか、プランナーの視点で振り返りながら先述の寄稿した記事を補足するような形で書いてみます。




我々だからつくれるものをつくる


当初、主宰者が明確に考えていなかったという点もありますが、まずはじめにこだわったポイントは”我々だから作れるものをつくる”ということでした。


プリン編集会議の様子

主宰者はパティシエでもお菓子メーカーで働いているわけでもない、素材となる食材の生産者でもない。ライターである主宰者がなぜプリンをつくるのか?という問いへの答えをいかに導くかです。

プリンポストの記事にも寄稿しましたが、プリンをつくる必然性がないなかで、分かりやすいいかにもな無難なプリンをつくることは上手くいかない未来が想像できました。


話題となって1回くらいは売れるかもしれませんが、タピオカやマリトッツオみたいな一過性のブームとは違う、国内で知らない人はいないであろう老若男女から愛される「プリン」というコンテンツ。ライバルはたくさんいます。

単純に味や素材のこだわりで勝負しても勝ち目は薄く、価格も大量生産しているメーカーには適わない。


名だたる名店から近所のコンビニまでお手頃な価格で美味しいプリンを扱うなかで、いかにコンセプトを立ち上げるかとても悩ましかったです。


餅屋は餅屋にと言ったりしますが、プリン屋ではない主宰者とメンバーたちだからこそできるプリン…我々がつくるべきといった必然性があるものをつくる必要があります。


これは他の製造者と差別化を図る上で、こだわりをどこに置くのかとも言い換えられます。

そこで、主宰者のこれまでの経験やリソース、思いを紐解くと


  • フリーランスのライターとして8年以上のキャリアがある

  • 取材を通して県内様々な分野の人と出会ってきた

  • 商業的に売って儲けることより、つくることの意味や価値を重視したい

  • 食べて喜んでもらう。平和な気持ちを届けたい

  • プリンが好きで100日間違うプリンを食べるチャレンジに成功

これらの要素が浮かび上がってきました。これらを踏まえて主宰者に提案したのが以下の3つです。



①ライターである文章表現とインタビューのプロがモチーフとなる新潟の人を取材し、聞き出したストーリーをプリンを使って表現して伝える「人の擬プリン化」

②モチーフを伝えるのは味だけでなく、見た目、パッケージ、リーフレットも含めた五感に訴えるメディア

③ただ食べて終わりではなく、食べる人同士の会話のネタになったり、モチーフに興味を持つきっかけとなるコミュニケーションを誘発するきっかけに


他にも、一般的なプリン製造者ではあまりこだわらないであろうポイント...たとえばパッケージや食べながら読んでもらう読み物を、紙面とオンラインに載せるなどアイデアを膨らませていきました。


紙面版ニイガタプリンポスト ※イメージ



コンセプトに基づきアイデアを表現する


擬人化ならぬ擬プリン化では、パッケージをその人の第一印象や表面で見えている外面、プリンの味をその人へのインタビューを通して見えてきた深い部分である内面として表現しました。


能登剛史さんへのインタビュー

Vol.1ではにいがた総踊りを生みだした能登剛史さんをモチーフにしていますが、パッケージには総踊りの衣装で使われている布地・サリーを選びました。無論美味しくなくては意味がありませんからプリンに使う食材もこだわっています


また、大量生産・大量販売するプリンの容器やパッケージは使い捨てであり、食べ終わったあとはほとんどがゴミになりますが、このプリンは食べ終えた後もお気に入りの雑誌のようにしばらく取っておきたくなるようなデザイン性も意識しています。



まだ知られていない新潟の魅力的なひとやものを、プリンを媒介にして伝えるという観点が「メディアなプリン」で大事にしたいポイントです。

なのでニイガタものがたりプリンでは、マーケットインではなくプロダクトアウトを念頭にした開発をしています。


つまり、やみくもに売ることよりも伝わることを優先にしたものづくりですね。

(そうはいっても採算もあってやはり売れてほしい気持ちもあり、その辺りの瀬戸際で主宰者・メンバーはまだ揺らいでいたりしますが...)



かくして、「読んでおいしい、見てたのしい。新潟のひと・こと・ものをプリンで伝える」というまったく新しいといっても過言ではないコンセプトが誕生しました。


いかがでしたでしょうか。


一見すると分かりにくいコンセプトをどこまでご理解いただけたか未知数ですが、一人でも多くの方にプリンを通して伝えたいものがたりが届いたら嬉しいです。

開発秘話はプリンポストにも定期的にアップされていきますので、ぜひそちらもお読みくださいね。


ニイガタものがたりプリンの予約販売型クラウドファンディングは2021年8月30日〆切です。


今のところ市販の予定はしておりません。面白いなと思っていただけたのなら、ご支援いただけると嬉しいです!




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山本一輝


Idea partners


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